秋冬ブログ

考えてみると、ジョジョ世界の吸血鬼は血と太陽光以外本当に吸血鬼らしくないなー、と感じます。

よくある吸血鬼像としては「蝙蝠、狼等に変身できる」「霧化できる」「鏡に映らない」等の能力がありますし、他の吸血鬼を扱うラノベ等では「代謝が少ないから風呂に入る必要がない」とか「血から生気を吸って生きているため、排泄をしない」なんていうスゴい設定まであったり。
こういうものを見ていると、吸血鬼というのはどちらかというと精神的な存在なのではないかと思う。ウィキペディアにも「その存在や力には実態が無いとされる」とくっきり書かれてしまっているし。
幽霊のような魂の存在とも少し違うけれど、物質的でない分比較的自由に姿を変えられたりような虚ろな存在なのでは、と考えている。

一方DIO様のようなジョジョ世界の吸血鬼は、もっと物質的なイメージ。
不死の存在だけど、怪我はするし怪我したら回復もする。それも一瞬で元通り、ではなく傷が癒える時間とエネルギーが必要。
前の日記でも書いたけど、「傷が回復する＝新陳代謝があるはず」とか「赤ワインを飲んでる＝一応物が消化できる＝消化器官は生きている？」などもあり、生きてはいないんだけど実体が無いわけでもない。
そもそも息子が出来た時点で、生殖機能が働いてるわけで。（いや、ジョナサンのボディのせいかもしれないけど。でもDIO様の遺伝子だってちゃんと受け継がれているわけだし）

一般の吸血鬼を「精神的な存在で虚ろなエネルギー体」とするならば、DIO様は「他者から奪った莫大なエネルギーで無理やり体を動かしている、まるで生きているみたいな『死体』」って感じがします。
むしろ存在としてはゾンビの方が近いのかもしれない。

まあ、元々石仮面ってカーズ様が栄養の高い食料を得るために作ったものだし、そうそう特殊能力がつくハズもないよな！（身も蓋もねぇ）
カーズ様にしてみりゃ「人間一つずつ食べるより、一体に栄養凝縮させて食べた方が効率いいし味もよくね？」ってな発想な訳だから、正直フォアグラとか遺伝子組み換え大豆と同じレベル・・・・・・うわ、本気で身も蓋もなくなった。

考えてったらDIO様カワイソスな結論になった。
私DIO様ファンのはずなのに、どうしてこうなった。